少年野球

少年野球と中学受験の両立はできるのか?両立のカギは時間!!

2021/10/15

少年野球と中学受験の両立
子供が少年野球をやってて気になるのは勉強との両立ですよね。
みんなちゃんと両立できているんでしょうか。
野球少年の父(野球未経験)
おじたか
そうですね。野球もやりたい子にとってはどうやって勉強と両立するか大きな問題です。
本人は、気にしてないかもしれませんけどね。笑

どちらかというと、親の方がヤキモキするんではないでしょうか。

そうですよね。野球で一生生活できるなんて、ほんの一握りの人です。
どこかで野球とは関係のない人生を送らないといけないんです。
そうなったときちゃんと勉強していないと困りますからね。
野球少年の父(野球未経験)
おじたか
わかりますよ。いろいろ不安がありますよね。
特に中学受験を控えている小学生を持つ親御さんは、ほんと不安なんじゃないかなって思います。

でも、うまくやっている子もいますから。
成功体験も見ながら、どうすれば勉強と野球の両立ができるか考えてみましょう。

この記事はこんな人にオススメ

  • 中学受験の勉強が始まったら、野球を辞めさせるべきか迷っている親御さん
  • 中学受験の勉強をしながら野球を続けるメリットがあるのか知りたい親御さん
  • 中学受験の勉強と野球を両立する方法を知りたい親御さん

 

少年野球と中学受験の両立はできるのか?

少年野球と中学受験の両立はできるのか?

私は、「できる」と思います。

 

受験する学校やあなたのお子さんの能力によるので、絶対できるとは言えません。

しかし、野球を続けながらでも中学受験を成功させているお子さんは実際にいます。

できる人がいる以上、あなたのお子さんだってできる可能性があるのです。

 

だから、あなたがお子さんのことを信じてあげてください。

うちの子は、できる」と。

 

おじたか
ちなみに、私自身は中学受験の経験はありません。

が、高校も大学も第一志望校に合格しています。
大学受験では現役で難関国立校(旧帝大)を突破しました。
さらに言えば、塾には行かず独自の勉強法で合格できました。

また、小学生のときは野球、そろばん、習字を同時期にこなしました。

そうした経験をふまえ、効率の良い学習方法や時間の使い方をアドバイスします。

 

少年野球と中学受験を両立させるメリット

少年野球と中学受験を両方頑張ることは、あなたのお子さんに負担をかけます

だからといって、中学受験を辞めようという話にはならないでしょう。

お子さんの将来のことを家族で話し合った結果でしょうから。

こういうケースでは、おそらくほぼ100%の確率で野球を辞める話になると思います。

 

辞めるのはいつでもできます。

もう無理だと思えば、辞めればいいと思います。

無理は絶対に良くないので、限界が来る前にどちらかに絞りましょう。

 

どちらか一方に絞った場合は、この先を読み進める必要はありません。

ここでは野球と勉強の両立する方法を考えるのがテーマです。

ここから先は、野球を続けたらどうなっていくのかを深掘りしていきます。

 

まずは、中学受験の勉強をしながら野球を続けることのメリットを考えてみます。

メリットがなければ続ける意味がありません。

野球から得られるメリットが続けることに見合うのか知っておくことは重要です。

野球を続けるメリット

  1. 身体を動かすことで脳を活性化できる
  2. プレッシャーに打ち勝つ精神力が鍛えられる
  3. 気分転換になる

 

脳を活性化できる

運動と勉強の相乗効果についてスポーツ庁のWeb広報マガジンで詳しく説明されています。

詳細はこちらを読んでいただくとして、簡単にその内容を説明します。

 

まず、運動と勉強の相乗効果は科学的に証明されています

運動するときの脳の使い方と勉強するときの脳の使い方は、非常によく似ているからです。

ですので、運動によって脳の使い方を鍛えることで、それが勉強にも活きてくるのです。

 

実際にアメリカのハーバード大学はオリンピック選手を200名以上も輩出しているそうです。

ハーバード大学といえば、アメリカの名門大学ですよね。

また、アメリカの研究によれば体力と学力は相関関係にあることがわかったそうです。

 

詳細はスポーツ庁のWeb広報マガジンをご覧ください。

 

こういう記事もあります。

 

プレッシャーに勝つ精神力が鍛えられる

これはお子さん本人の性格や野球の環境で違うと思うので、絶対とは言い切れません。

例えば、ピッチャーをやっているのであれば効果が期待できます。

 

ピッチャーは、その1球でチームが負けるかもしれないというプレッシャーがあります。

とくにトーナメント大会だと、そのプレッシャーはめちゃくちゃ大きいでしょう。

1回負けたら終わりですから。

 

一緒に練習してきたチームメイト、応援しているお父さんやお母さん。

その人たち全員の思いを背負ってピッチャーは投げているのです。

 

それに比べれば、中学受験は自分ひとりにしか結果は影響しません

仮にうまくいかなくても、自分(とその親)だけがつらい思いをするだけです。

背負っている思いの数が違うのです。

野球のプレッシャーに比べれば、楽だと感じるのではないでしょうか。

そういう風に考えて中学受験のプレッシャーをはねのけているお子さんもいます。

 

気分転換になる

3つ目のメリットは、気分転換です。

これは重要な要素だと考えます。

仕事していても、適度に気分転換をすることが大事ですよね。

 

子どもの場合は、友達と遊びたいといった欲求を押さえて勉強に時間を費やすのです。

家の中でダラダラとゲームやYouTubeを見るのはよくありません。

しかし、屋外で思いっきり身体を動かす野球なら許せるのではないでしょうか。

 

野球をしている時間は、お子さん自身楽しいことが思いっきりできます

友達とも一緒です。

いい気分転換になると思います。

野球が終われば、また勉強も頑張ろうって気持ちになるんじゃないでしょうか。

 

何事もメリハリが重要です。

勉強だけというのは、ちょっとしんどいと思うのは私だけでしょうか。

 

少年野球と中学受験を両立するためのカギ

ここまで少年野球を続けることのメリットについて考えてきました。

とはいえ、先ほども言いましたが、少年野球と中学受験の両立はしんどいです。

当然、やることが多くなるわけですから、時間が足りないってなります。

息をつく暇もないかもしれません。

 

だから、時間の使い方が両立するためのカギになります。

具体的にどういう風に時間を使えばいいのか考えてみましょう。

まずは、こちらの図を見てください。

野球と勉強の両立を支える3つの要素 図解

 

時間の使い方を改善することは、この場合与えられた時間を上手く使うことと同義です。

そのためには、勉強の効率化や野球の効率化を考えて限られた時間を濃密にすることです。

そして、すべての時間を自分たちの都合のいいようにコントロールしなければなりません。

次の項目では、これら3つについて詳しく見ていくことにします。

 

野球と勉強を両立するための時間の使い方

時間コントロールの主導権を握る

例えば、塾の時間が決められているから余った時間に他のことをやろうではなく、

自分たちはこういう風に時間を使いたいから、塾はここを選ぼうという発想に変えることです。

通える塾によってはそんなこと到底無理かもしれません。

 

しかし、少なくともそういう考え方を持っておいてください。

そうしないと、他人にすべての時間の使い方を決められてしまいます。

また、時間に振り回される可能性が高くなります。

絶対に時間の主導権は持つというマインドが必要です。

 

まず自分たちがどういう時間の使い方をしたいのか、それを考えることが先決です。

そして、塾選びにしても野球の続け方にしても、この時間の使い方に沿うことが必要です。

次の図を見てみてください。

これは野球も勉強も(もちろん学校も)無理なくこなせると思われる1週間の時間割です。

野球と勉強の両立ー1週間の時間割の例

 

この時間割を作成するポイントは、3つあります。

時間割作成のポイント

  1. 睡眠時間は8時間を確保すること
  2. 平日の野球練習は多くとも週3回までとすること
  3. 自由時間は必ず設けること

 

基本的な考え方は、「平日に勉強を集中してやる、休日は野球を頑張る」です。

平日に夕練をするチームもありますが、週2回までの参加が理想的です。

 

睡眠時間は7~8時間を確保します。

睡眠は体の成長だけでなく、その日覚えたことを脳が整理して記憶を定着させる時間です。

睡眠を十分にとらなければ、成績も上がりません。

おじたか
私は、高校のとき睡眠時間を8時間確保しました。
そのことと国立大学に現役合格できたことは関係あると考えています。

 

最後に自由時間は、少ない子供の息抜きの時間です。

頑張る子は、その時間でさらに勉強してもいいし、素振りしてもいいと思います。

または、全然関係のない好きなことをしてもいいでしょう。

とにかく、子どもに好きにさせてあげる時間です。

 

この図の時間の使い方は、ただの1つの例にすぎません。

上記を参考にして、あなたのお子さんにとって無理のない時間割を一緒に考えてあげてください。

 

勉強を効率化する

次に勉強の効率化について。

限られた時間を有効に使うためには、効率化が必要です。

ここでいう効率化には2つのポイントがあります。

勉強効率化のポイント)

  1. ムダな時間を削減する
  2. 学習の密度を濃くする

 

この2つのポイントについてさらに深掘りしていきます。

 

ムダな時間を削減する

突き詰めて考えると、通塾の移動時間はムダな時間と言えます。

移動は何も生み出さないですから。

夜間だと送迎をしているかもしれません。

これは親にとっても負担だと思います。

 

また、自分が理解していることを塾の授業で聞かされるのもムダです。

私が塾に通わなかったの理由の1つは、実はこれなんです。

自分のやりたい勉強ができないからという理由です。

できる子ほどそう感じるのではないかと推察します。

 

通塾の時間やクラス授業のムダは省いて、その時間も勉強や休息に充てられるといいですね。

 

学習の密度を濃くする

次に、同じ時間でより大きな効果を生み出すためには、質問や議論できる方がいいです。

受け身で聞くだけの授業ではなかなか頭に定着しません。

自分で口や手を動かす方が圧倒的に頭に残りやすいです。

 

質問や議論では、頭で考えて、伝わるように話すことが必要です。

こういったアウトプットを重ねると、知識が整理されて引き出しやすくなります。

 

そういう観点から、自分の質問をたくさんできるという時間の使い方をする方がいいです。

塾で言えば、クラスより個別指導が望ましいです。

 

勉強を効率化するための塾選び

上記2つのポイントをふまえると、オンライン個別指導が有効な選択肢となります。

この他、オンライン授業にはYouTubeように好きな時刻に受講できるメリットもあります。

また、人気講座や受けたい先生の講座が遠い場所でも受講できることもメリットですね。

 

無料で体験できるオンライン個別指導塾をいくつか挙げておきます。

今、コロナ禍にあることを考えると人との接触を避けられるのは嬉しいです。

特に、受験日間近になると、コロナ感染が何より怖いです。

受験日に最高のパフォーマンスが出せないですから。

オンラインであれば、こういう心配から解放されます。

 

もし、これから塾を選ぶのであれば、ぜひ体験授業を受けて塾選びの参考にしてください。

さらに他の塾も探して見比べるのであれば、塾探し専門の検索サイトを使ってください。

Googleで検索するよりも効率よく情報が収集できます。

学習計画、指導方針、料金体系といった提案が受けられるのが特長です。

学習塾専門検索 イーリズム塾さがし

 

野球も効率よく上達する

野球を効率化するとは

これまで自宅で野球にかけていた時間を勉強に回すのであれば、野球も効率化が必要です。

例えば、自宅で素振りをしているとき、何に注意して素振りしていますか?

あるいは、何を意識して素振りをしていますか?

 

もし、何も考えずに素振りをしているのなら、それは改めましょう

例えば、外角低めのボールを流す方向に強い打球を打つことをイメージして素振りする。

あるいは、内角のボールをさばくイメージで素振りする。

こうやって、目的を持って考えて素振りしてください。

 

ピッチングなんかは、特にそうです。

フォーム固めなんて自宅でやればいいですよね。

どういうフォームで投げるのが一番球速が出るのかは、自宅で考えられることです。

 

こういった自宅で1人でできることは、必ず事前に終えておきましょう。

そして、チームの練習では頭で考えたことが実際にできるかどうか試すのです。

1人でできること、チームの練習でしかできないことを分けて考える

これが効率のいい取り組み方です。

 

基本的なことはDVDで学ぶ

野球技術の基本的なことを学ぶには、DVDを活用します。

本で読むだけではイメージしにくいので動画のついているDVDがおすすめです。

 

私も息子がソフトボールをやっていたとき、これと似たDVDを買いました。

親子で一緒に見て、あーでもないこーでもないって話しながら楽しく見ました。

このようにコミュニケーションツールとしても使えますよ。

 

もちろん、野球塾に通うのも1つの方法です。

ただ、学習塾も野球塾もというのは金銭的にも時間的にも厳しいかと思います。

 

あとは発想を変えてしまうかですね。

野球は中学、高校で本格的にやる。

中高一貫であれば6年間打ち込めますから。

 

その代わり、小学生は基本的なスキルを学ぶに徹するのです。

普通の少年野球チームでは、それは難しいのでベースボールスクールに変えます。

ベースボールスクール、つまり野球塾はプロの指導者が教えてくれます。

ですので、基本的なことを学べると期待できます。

 

野球塾を1つの可能性として考えられるのであれば、こちらが参考になります。

興味があれば読んでみてください。

参考
ポルテ野球教室月謝/口コミなどの調査まとめ(ベースボールスクールポルテ)
ポルテ少年野球教室の月謝はいくら?親の負担や口コミなどを徹底調査!!

続きを見る

 

少年野球と中学受験を両立させた体験談

実際に少年野球と中学受験を両立させた体験談を集めてみました。

様々な苦労を乗り越えて合格された方、開き直って臨んだ方、いろいろいらっしゃいます。

より具体的な悩みや解決方法のヒントになると思いますので参考にしてください。

 

この記事のまとめ

最後にこの記事でお伝えしたことをまとめておきます。

この記事のまとめ

  • 少年野球と中学受験は両立できる
  • スポーツは脳を活性化させるので、勉強もできるようになる
  • 少年野球と中学受験を両立するカギは、”時間”
  • 時間を有効に使える塾を選ぶ
  • 限られた時間で効率よく野球が上達する手段を取る

 

少々、長い記事になりました。

しかし、正直まだまだ書きたりません。笑

 

私には塾講師の経験もあるし、独学で受験を突破したという自負もあります。

また、野球も好きだし、少年野球にも今現在携わっています。

そういうこともあり、今回は思い入れのあるテーマでした。

なので、言いたいことが山ほどあります。

今回書いたことは、その一部です。

 

いろいろ書いてきましたが、大前提にあるのはお子さんが前向きになっていることです。

あなたのお子さんが野球でも勉強でも前向きになれないようなら、上手くいかないでしょう。

小学生が頑張れる負担なのかどうか、常に目を配ってあげて欲しいです。

もし、しんどいようなら、無理せずどちらかを諦めるのも良い選択だと思います。

後々、親子で良い思い出として振り返られるときが来ることを願っています。

 

なお、少年野球の親が抱える他の悩みについては、こちらにまとめています。

参考にしてください。

関連記事
少年野球で多い親の悩み5選
少年野球で抱える親の悩み5選!みんなはどんなことで悩んでいるの??

続きを見る

 

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【参考】公認野球規則について

公認野球規則は、日本における野球ルールを定義している公式ルールブックです。

当ブログの記事は、2021年度版公認野球規則に基づいて書かれています。

野球のルールは毎年少しずつ改正されており、この改正部分を抜粋したページが公認野球規則にはあります。

その抜粋を読むだけでルール改正内容が分かるのが、この本のメリットの1つです。

野球の審判、少年野球のコーチなど、ルールを運用・指導するなら必携の一冊です。

 

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  • この記事を書いた人

おじたか@親父審判

・歴40年以上3点セット
 -野球観戦歴
 -阪神タイガースファン歴
 -大阪在住歴
・マニアックな野球ルールが好き
・審判は機会があれば毎回引き受けている
・Twitterもやってます

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