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インフィールドフライとはどんなルールか?初心者向けにわかりやすく解説!!

2020/11/21

野球スタジアム外野からの風景
インフィールドフライとはどんなルールですか?

なんとなく聞いたことがあるような気がしますが、どんなルールか全くわかりません!

審判未経験の父
おじたか
インフィールドフライとは、バッターが審判の判断でアウトになるルールです。

まず、インフィールドフライの適用条件を図で理解しておきましょう。

この記事はこんな人にオススメ

  • インフィールドフライとはどんなルールか知りたい人
  • インフィールドフライが適用される条件を知りたい人
  • インフィールドフライが適用されないケースを知りたい人

 


インフィールドフライとは?

インフィールドフライとは、審判がインフィールドフライを宣告すれば野手がフライを捕球するかしないかに関わらずバッターはアウトになるというルールです。

インフィールドフライが宣告されるまでのプレーの流れを図で整理しましたので、まずはこちらを確認してください。インフィールドフライ適用条件の早見図

 

インフィールドフライ・イフ・フェアとは?

バッターが打ち上げたフライがフェアゾーンとファールゾーンのどちらに落ちるか判断がつかない場合は、審判は「インフィールドフライ・イフ・フェア」を宣告します。

もし打球がフェアゾーンに落ちたらインフィールドフライを適用するという意味です。

ルールはインフィールドフライと同じです。

 

インフィールドフライというルールが存在する理由

先ほどの図を見て思うかもしれませんね。

インフィールドフライって、ややこしい!w

 

どうしてややこしいルールが設けられているのでしょうか。

それは、攻撃側が不利にならないようにするためです。

もっと具体的に言えば、守備側がわざと落球してダブルプレーをとることを防ぐためです。

 

インフィールドフライの適用条件って、ランナー1・2塁か満塁のケースです。

この状況で守備側がわざとフライを落とせば、どうなるか想像つきますよね。

簡単にダブルプレーが取れてしまいます。

 

そこで審判がインフィールドフライを宣告して、ダブルプレーをとれないようにしているのです。

こちらの記事でもケーススタディを例にインフィールドフライというルールが必要な理由を説明していますので参考にしてください。

ハーフバウンドを捕球する野手
関連記事インフィールドフライは故意に落球することを防ぐルールってどういう意味?

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インフィールドフライの適用条件とは?

まず、インフィールドフライは審判が宣告して初めて適用されるルールであるということを覚えておいてください。

もし、審判がインフィールドフライを宣告しなければ、インフィールドフライではありません。

プレーヤーが勝手に判断するものではないので注意が必要です。

 

では、審判はどういう場面でインフィールドフライを宣告するのでしょうか。

それは下記の条件をすべて満たしたときです。

インフィールドフライが適用される条件

  • ノーアウトまたはワンアウトのとき
  • ランナーが1・2塁または満塁のとき
  • バントによる小飛球、またはライナー性の打球でないとき

 

インフィールドフライが適用されるとどうなる?

審判がインフィールドフライを宣告すれば、インフィールドフライが適用されます。

そして、その場合は下記の状態でプレーは続行します。

インフィールドフライ宣告後の状態

  • バッターは(フライを捕球しても、しなくても)アウトになる
  • ランナーは進塁する必要がなくなる(進塁義務、フォースアウトの解除)
  • インプレーのままプレーは続行される

 

野手が捕球しようがしまいがバッターはアウトです。

そのため、ランナーは進塁する必要がなくなり、現在いる塁に留まることができます。

そして、インフィールドフライ宣告後もインプレーのままプレーが続行されることは注意しておいてください。

インプレーだからこそ、こういうプレーが起きてしまうのです。

リトルリーグ三塁ランナー
関連記事インフィールドフライでサヨナラ!高校野球の実例で学ぶジャッジのポイントとは!?

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インフィールドフライを野手が落球したら?

もし、インフィールドフライを野手が落球したらどうなるのでしょうか?

落球した位置がフェアゾーンなら、インフィールドフライの宣告通りバッターはアウトです。

これは先ほども述べた通りです。

 

一方、落球した位置がファールゾーンなら、インフィールドフライは取り消されてファールになります。

おじたか
これも少しややこしく感じるところかもしれませんね。インフィールドフライを宣告していてもファールの判定が優先されることを覚えておいてください。

 

インフィールドフライでもランナーは進塁できる?

インフィールドフライが適用されるとバッターはアウトになります。

よって、ランナーは進塁する必要がなくなることは既に述べた通りです。

しかし、ランナーは危険をおかしてあえて進塁を試みることは可能です。

おじたか
この場合、ランナーのリタッチ義務はどうなるのでしょうか?

 

インフィールドフライを野手が捕球した場合

インフィールドフライを野手が捕球した場合は、ランナーにリタッチ義務があります

すなわち、塁を離れている場合は、いったん帰塁してから次の塁へ進塁しなければなりません。

もし、リタッチ義務を果たしていない場合は、守備側からアピールがあればアウトになります。

 

インフィールドフライを野手が捕球できなかった場合

一方、インフィールドフライを野手が捕球できなかった場合は、ランナーにリタッチ義務はありません

塁を離れていても、帰塁することなく次の塁へ進塁することができます。

 

インフィールドフライで進塁を試みるランナーをアウトにするには?

先に述べた通り、インフィールドフライが適用された時、バッターはアウトです。

ランナーの進塁義務はなくなり、フォースアウト状態でもなくなります。

よって、インフィールドフライで進塁を試みランナーをアウトにするためには、タッグしなければなりません。

おじたか
ランナーが詰まっていて、野手が落球した場合は特にフォースアウトと勘違いする人がいます。フォースアウトはできないので、必ずタッグが必要です。

 

インフィールドフライにならないケース

ここまでインフィールドフライが適用された場合について、ルールがどうなっているか見てきました。

裏を返してインフィールドフライが宣告されないケースも見ておきましょう。

下記にまとめていますので、確認してください。

インフィールドフライにならないケース

  • ツーアウトのとき
  • ランナーのいる塁が、下記いずれかのとき
    ・ランナーなし
    ・ランナー1塁
    ・ランナー2・3塁
  • バントした打球がフライになったとき
  • ライナー性の打球のとき
  • 審判がインフィールドフライを宣告し忘れたとき

 

基本的には、インフィールドフライを宣告するケースの逆の条件がインフィールドフライを宣告しないケースになります。

ここで注意するべきは、最後の審判が宣告を忘れたケースです。

インフィールドフライを宣告するべき状態なのに、審判が宣告をしなかったら、それはインフィールドフライにはなりません。

 

まとめ

インフィールドフライとは、審判の判断でバッターを強制的にアウトにするルールです。

これがややこしいと感じるのは、「このときはインフィールドフライになる」「このときはインフィールドフライにならない」という条件が複雑に見えるからです。

ですので、冒頭に示した図を活用してインフィールドフライ適用と「どういうときにどうなる」ということを整理して覚えるようにしてください。

慣れれば大したルールではありませんので、繰り返し読むようにしましょう。

 

【参考】公認野球規則について

公認野球規則は、日本における野球ルールを定義しているルールブックです。

当ブログは、この2021年度版の公認野球規則に基づいて記事を書いています。

かなりボリュームのある本ですが、ルールが改正された箇所を抜粋してまとまっているのは役に立ちます。

ルールの改正だけをまとめた記載は、ネットでも書籍でもほぼ見あたりませんので。

 

  • この記事を書いた人

おじたか@親父審判

・歴40年以上3点セット
 -野球観戦歴
 -阪神タイガースファン歴
 -大阪在住歴
・マニアックな野球ルールが好き
・審判は機会があれば毎回引き受けている
・Twitterもやってます

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