野球ルール 内野手/外野手

インフィールドフライは故意に落球することを防ぐルールってどういう意味?

2020/11/22

ハーフバウンドを捕球する野手
おじたか
インフィールドフライって、なんだかややこしそうなルールですよね。

どうして、こんなにもややこしいルールがあるのでしょうか。

それにはちゃんとした理由があるのです。

インフィールドフライは故意に落球することを防ぐルール

インフィールドフライは、守備側の野手が故意に落球してダブルプレーを狙うことを防ぐためのルールです。

つまり、攻撃側が不利にならないことをルールで担保しています。

インフィールドフライのルールがよくわからないという場合は、まずこちらの記事を読んでください。

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なぜ落球すると攻撃側が不利になるのか?

では、なぜ守備側が故意に落球すると攻撃側が不利な状況になってしまうのでしょうか?

これを理解するために守備側がわざとフライを落としたケースを考えてみましょう。

ケーススタディ

  • ノーアウトでランナー1・2塁
  • バッターは、内野へポップフライを打ち上げた

 

このケースではランナーは次の塁に進まず、今いる塁にそのまま留まります。

フライを捕球されても帰塁できる範囲で野手の様子ボールの行方を見ているはずです。

 

当然、守備側の野手もランナーの動きはわかっています。

このとき、野手はこう考えます。

「フライだからランナーは進んでいないはずだ。
フライを捕らずに落とせば、ダブルプレーが取れる!」

 

そこで、わざと落球します。

そして、3塁へボールを投げ、さらに2塁にもボールを転送します。

ダブルプレーの完成です。

 

ランナーは落球する瞬間まで動けませんから、ほぼ確実に2つのフォースアウトを取ることができますよね。

仮に、野手は100%わざと落とすだろうとランナーが予想して捕球(落球)前に次の塁に走ったら、野手はフライを捕球してしまえばいいだけです。

バッターはフライアウト、ランナーは帰塁できずダブルプレーとなります。

 

攻撃側は、どう動いてもダブルプレーを取られてしまう状況になってしまっていてダブルプレーを防ぐ手立てがありません。

これがわざと落球することで攻撃側が不利になるという理由です。

おじたか
わざと落として守備側が得するというのは、フェアではありませんね。

 

まとめ

インフィールドフライは、故意に落球してダブルプレーを取れなくするためのルールです。

このルールがあるからこそ、攻撃側が必要以上に不利になることは発生しません。

 

ちなみに、インフィールドフライは、ライナー性の打球には適用されません。

ならば、ライナー性の打球なら守備側がわざと落球してダブルプレーを狙えるのでしょうか?

 

答えは、NOです。

 

インフィールドフライが適用されなくても故意落球という別のルールがあります

審判が故意落球を認めればバッターはアウトとなり、ランナーは元の塁に戻されてプレーが再開されます。

ルールの抜け道にならないように、きちんとケアされているんです。

細かいところまで考え抜かれているなと感心します。

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フライを捕ろうしている内野手
故意落球がダメな理由って何?インフィールドフライとは何が違うの??

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【参考】公認野球規則について

公認野球規則は、日本における野球ルールを定義している公式ルールブックです。

当ブログの記事は、2021年度版公認野球規則に基づいて書かれています。

野球のルールは毎年少しずつ改正されており、この改正部分を抜粋したページが公認野球規則にはあります。

その抜粋を読むだけでルール改正内容が分かるのが、この本のメリットの1つです。

野球の審判、少年野球のコーチなど、ルールを運用・指導するなら必携の一冊です。

 

 

 
  • この記事を書いた人

おじたか@親父審判

・歴40年以上3点セット
 -野球観戦歴
 -阪神タイガースファン歴
 -大阪在住歴
・マニアックな野球ルールが好き
・審判は機会があれば毎回引き受けている
・Twitterもやってます

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