アウト!とかセーフ!とか言えばいいんですよね。
でも、正確にジャッジするためにはこうした方がいいみたいな基本はありますし、コツもあります。
簡単なことなんですけどね。
この記事はこんな人にオススメ
- アウトとセーフのジャッジの基本を知りたい人
- アウトとセーフのジャッジにコツがあるなら知りたいと思っている人
アウト/セーフジャッジの基本動作
野球の審判がアウトとセーフをジャッジするときの基本動作は3つです。
審判の基本動作
- 移動する
- 見る
- 判定する
これら基本動作の1つ1つを詳しく説明していきます。
なお、下記を前提としていますので、その点だけ注意してください。
基本動作説明の前提
- バッターランナーが内野ゴロを打ったと仮定する
- この内野ゴロをジャッジする一塁塁審の動きに対して基本動作を説明する
※一塁塁審を例として説明するが、他の塁審でも基本動作は同じ。
移動する
プレーが発生したら、まず審判は移動します。
ジャッジするプレーが最もよく見える、ジャッジするのに最適な場所へ移動するのです。
一塁塁審が内野ゴロをジャッジする場合、最適な場所とは下記がすべて視野に入る位置です。
ジャッジの際に見るべきポイント(一塁塁審の場合)
- 一塁手が送球を捕球したことを確認する
- バッターランナーが一塁ベースを踏んだことを確認する
最適な場所に移動したら、その場で止まるのが審判をうまくやるコツです。
静止することで視線がぶれずに正確にプレーを見ることができます。
なお、一塁塁審が内野ゴロを打った時のジャッジに最適な場所は、図解で説明した記事があります。
こちらも併せて確認してください。
関連記事一塁塁審の立ち位置と動き方!図解入りで徹底解説!!
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見る
ジャッジする最適な位置に移動して静止したら、集中力を高めてプレーをしっかり見ます。
このとき、両手を両ひざの上に置いて中腰になった状態で構えます。
正しい姿勢でプレーを見ることが正しいジャッジにつながります。
また、両チームの選手やベンチに対しても、しっかりと見ているというアピールにもなります。
際どいプレーのとき文句を出さないためにも、「私はプレーをしっかり見ているよ」というアピールは重要です。
こっちも真剣にやっているよということを示すということですね。
判定する
プレーを見てアウトかセーフか確認したら判定をだします。
アウトのときとセーフのときとでは、判定を出すタイミングが異なります。
ジェスチャーとコールをするタイミング
- アウトの時:アウトであると確認した後、一呼吸置いてから判定を出す
- セーフの時:セーフであると確認した後、即座に判定を出す
アウトのとき、判定を出す前に一呼吸置くのには理由があります。
それは、送球を受けた一塁手が落球したり、ボールをジャックルして完全に捕球できない可能性があるからです。
タイミング的にアウトと思ってすぐに判定を出しても、完全捕球できずセーフと判定を変えないといけないかもしれません。
確実に完全捕球したことを確認するために、一呼吸を置いてから判定します。
判定を出すときは、ジェスチャーしながらコール(発声)します。
ジェスチャーとコール
- アウトの時:右肘を90度の角度にして右手は拳を握って上にあげながら、「He's Out!(ヒズ アウト)」とコールする
- セーフの時:のひらを下にした両手を水平に広げて「セーフ!」とコールする
笑われないジャッジをするコツ
不安な中で、せっかく勇気を持って審判を引き受けたのに笑われると、「二度とやるか!!」って思いますもんね。
なので、笑われないためのジェスチャーのコツをこっそり教えますよ。w
ジェスチャーとコールは、かっこよく見せることが笑われないためのコツです。
かっこよく見せると、「あ。あの人は審判上手だな」って思われるので笑われることはないです。
では、どうやったらジェスチャーやコールがかっこよく見えるのでしょうか?
ジャッジをかっこよく見せるコツ
- 移動する場合は、素早く駆け足で移動する
- ジェスチャーを出すときは、素早くシャープに腕を振る
- アウトのときの握りこぶしは親指を立てない
- コール(発声)は、お腹の底から大きな声を出す
- 「アウト」は「アウッ」って言う(「ト」は発音しない)
私が見ても、「あれ?それ、変。おかしいな」って思いますもん。
ジェスチャー1つ取っても注意することがあるんですね。
ここまで文章で説明してきましたが、なかなか文章だけではイメージしにくいと思います。
ですので、こちらの動画も参考にしてください。
これを見れば、ここに書いたことがすんなり理解できるはずです。(ひょっとしたら、この記事は不要かも・・・w)
まとめ
野球で審判をするとき、最もジャッジする場面が多いのがアウトやセーフです。
このアウトとセーフをかっこよくジャッジできれば、「審判を上手くできているな」という実感が持てると思います。
周りからも「上手な人」って思われます。
そうすれば、審判もやりやすくなっていくでしょう。
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