ルールの説明

故意落球ってどんなルール?インフィールドフライとの違いも解説!

2020/11/23

フライを捕ろうしている内野手
野手がわざとフライを落としてダブルプレー狙うのはOKですか?

プロ野球でそのプレーを見たんですけど??

審判未経験の父
おじたか
それはダメです。

野球には故意落球というルールがあるんですよ。

わざと落球させないために。

詳しく見ていきましょう。

ルールの説明

故意落球とは、通常の守備をすれば容易に捕球できる内野へのフライ(※1)またはライナーの打球を内野手が手やグラブに触れた後で落球した時に適用されるルールです。

このルールの目的は、守備側がフライを故意に落球してダブルプレーを簡単に取ることを防ぐことです。

※1 バントで打ち上げた小フライも故意落球の適用対象となります。

故意落球の適用条件

  • ノーアウトまたはワンアウト
  • ランナーが1塁にいる(1塁のみ、1・2塁、1・3塁、または満塁)
  • 上記2つを同時に満たすケースで、審判が故意落球と判断したとき

ここがポイント

通常の守備をすれば容易に捕球できる打球であると審判が判断すれば故意落球が適用されます。

 

故意落球が適用された後

故意落球適用後の状態

  • バッターはアウト
  • ボールデッド(タイムがかかる)
  • ランナーは進塁できない(元の塁に戻される)

ここがポイント

故意落球が適用されるとボールデッドになるので、守備側が悪送球をするなどランナーに進塁のチャンスがあっても進塁できません。

 

故意落球が適用されないケース

一方で、故意落球が適用されないケースは、このような場合です。

審判が故意落球を適用しないケース

  • 野手がボールに触れる前に、ボールが地面に落ちたとき
  • ボールが触れた箇所が、頭や足など、手とグラブ以外であるとき
  • ツーアウトのとき
  • 難しい打球などで審判が故意落球ではないと判断したとき
  • 先にインフィールドフライが宣告されているとき
  • はじめから内野に守備位置を取っていない野手が落球したとき

ここがポイント

「はじめから内野に守備位置を取っていない野手」ということは、内野手が外野に守備位置を取っている場合は故意落球が適用されないということです。

逆に、外野手が内野に守備位置を取っている場合は故意落球が適用されます。

故意落球は、内野手か外野手で適用されるのではなく、最初の守備位置で決まるということに注意してください。

 

インフィールドフライとの違い

故意落球のルールはわかりましたけど、必要なルールですか?

インフィールドフライだけで充分な気がします。

審判未経験の父
おじたか
故意落球は、インフィールドフライよりも適用ケースが広いんです。

まずは、両者の違いを確認しておきましょう。

故意落球インフィールドフライ
適用のタイミング事後宣告事前宣告
適用後のプレーボールデッドインプレー
ランナーの占有塁ランナーが1塁にいるときランナーが1・2塁または満塁のとき
ルールが適用される打球ライナーやバントを含む
内野へのフライ
ライナーやバントを除く
内野へのフライ
おじたか
上の表の黄色でマークした箇所を見れば、適用範囲は、故意落球の方が広いことがわかりますね。

 

まとめ

故意落球は、野手がわざと落球したと審判が判断した場合にバッターがアウトになるルールです。

その瞬間にボールデッドとなり、塁上のランナーは元の塁に戻されます。

 

インフィールドフライとの違いは、ルールが適用される条件が広いことです。

守備側のアンフェアーなプレーを、より多くの場面で防ぐことを意図したものと思います。

 

なお、インフィールドフライのルールを知りたい方は、こちらの記事も読んでおいてください。

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