ルールの説明

守備妨害のルール!バッターランナーが妨害した時のペナルティを解説!!

2021/02/28

投球を待つバッター
おじたか
野球には守備妨害の規定があります。

そして、その規定を理解するのは難しい。笑

今回はバッターランナーが守備妨害を取られた時、どのようにペナルティが適用されるのかについて解説します。

この記事はこんな人にオススメ

  • バッターランナーが守備妨害を取られた時のルールを詳しく知りたい
  • 具体的な事例でルールがどのように適用されるか知りたい

守備妨害のペナルティに関するルール

最初に守備妨害のペナルティに関するルールを公認野球規則で確認しておきましょう。

インターフェアに対するペナルティ 走者はアウトとなり、ボールデッドとなる。

審判員が打者、打者走者または走者に妨害によるアウトを宣告した場合には、他のすべての走者は、妨害発生の瞬間にすでに占有していたと審判員が判断する塁まで戻らなければならない。ただし、本規則で別に規定した場合を除く。

打者走者が一塁に到達しないうちに妨害が発生したときは、すべての走者は投手の投球当時占有していた塁に戻らなければならない。

ただし、0アウトまたは1アウトのとき、本塁でのプレイで走者が得点した後、打者走者がスリーフットレーンの外を走って守備妨害でアウトが宣告されても、その走者はそのままセーフが認められて、得点は記録される。

【注】前記の〝打者走者が一塁に到達しないうち〟以下の段は、プレイが介在した後に妨害が発生した場合には適用しない。

引用元:公認野球規則2021年度版 6.01(a)より

 

守備妨害に対するペナルティの適用

バッターランナーが守備妨害を起こすとどのようにペナルティが適用されるかを公認野球規則から読み取っていきます。

具体的にはスリーフットレーンの外側を走っている時に取られる守備妨害ですね。

スリーフットレーンについては、この記事を参考にしてください。

バックネットから一塁方向を見た景色
関連記事スリーフットレーンとは何か?なぜ描かれているのか理由を解説します!

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公認野球規則の文章を読むと、下記2つのケースに分けて考えるのが良さそうです。

この2つのケースについて守備妨害のペナルティがどのように適用されるか見ていきます。

  1. 守備妨害が発生する前に別のプレーが介在した時
  2. 守備妨害が発生する前に別のプレーが介在しなかった時

 

守備妨害発生前に別のプレーが介在した時

守備妨害のペナルティ①

  • バッターランナーはアウトになる
  • それ以外のランナーは、守備妨害の発生時に占有していた塁に戻される

 

なぜ、この結果が導かれるのでしょうか?

公認野球規則には次の注釈が付け加えられています。

【注】前記の〝打者走者が一塁に到達しないうち〟以下の段は、プレイが介在した後に妨害が発生した場合には適用しない。

 

つまり、このケースでは「打者走者が一塁に到達しないうち」以降の規定を無視します。

その前に書かれている規定だけが有効となるのです。

有効なルールとして残った部分だけを読めば、冒頭に書いた守備妨害のペナルティ①になります。

 

おじたか
注意したいのは、「守備妨害が発生した時に占有していた塁に戻される」という部分です。

 

これは、バッターランナーが守備妨害を取られてもすでに次の塁に到達しているランナーは元の塁に戻されないことを意味します。

判断が難しいですが守備妨害の発生と次の塁への到達とどちらが早いかを、審判はしっかり見ておきます。

 

守備妨害発生前に別のプレーが介在しなかった時

守備妨害のペナルティ②

  • バッターランナーはアウトになる
  • それ以外のランナーは、投球時に占有していた塁に戻される
  • 【例外】0または1アウトの時にランナーが守備妨害発生前にホームインしていた場合は、その得点を認める

 

このケースでは別のプレーが介在した時に無視していた部分のルールが有効になります。

ですので、ランナーは投球するときに占有されていた塁(元の塁)に戻されます。

 

ところが、0アウトか1アウトの時でランナーが守備妨害発生よりも前にホームインした時に限っては、そのホームインは認められるのです。

おじたか
これは「ただし~」の一文が例外規定として書かれていて、これが効いているからです。

ややこしいですね。笑

 

守備妨害のケーススタディ

バッターランナーが守備妨害を起こした時、どのようにルールを適用するか理解を深めるためのケーススタディを3つ用意しました。

どのような結果になるかぜひ予想しながら読んでください。

ケーススタディ① 1アウトランナー3塁(その1)

ケースの説明

  • 1アウトランナー3塁の場面でバッターはスクイズをした
  • ピッチャーはその打球を捕球し、本塁へ送球せずに直接一塁に送球した
  • ところが、スリーフットレーンの外側を走っていたバッターランナーにこの送球が当たったため守備妨害を取られた
  • 三塁ランナーは、守備妨害が起きる前にホームインしていた

解説

バッターランナーはアウトになりますが、3塁ランナーの得点は認められます。

そして、2アウトランナー無しからプレーが再開されます。

守備妨害のペナルティ②の例外が適用された形となります。

 

ケーススタディ② 1アウトランナー3塁(その2)

ケースの説明

  • 1アウトランナー3塁の場面でバッターはスクイズをした
  • ピッチャーはその打球を捕球して本塁へ送球した
  • 三塁ランナーは本塁でタッチアウトとなった
  • その後、キャッチャーは一塁へ送球した
  • ところが、スリーフットレーンの外側を走っていたバッターランナーにこの送球が当たったため守備妨害を取られた

解説

バッターランナーはアウトになり、3塁ランナーもアウトになります。

つまり、3アウトになって攻撃は終了します。

もし、3塁ランナーがセーフだったとしたら、この得点は無効でランナーは三塁に戻されます。

 

ケーススタディ③ 0アウトランナー満塁

ケースの説明

  • 0アウトランナー満塁の場面でバッターはピッチャーゴロを打った
  • ピッチャーはその打球を捕球して本塁へ送球した
  • 三塁ランナーは本塁でフォースアウトとなった
  • その後、キャッチャーは一塁へ送球した
  • ところが、スリーフットレーンの外側を走っていたバッターランナーにこの送球が当たったため守備妨害を取られた
  • 守備妨害が起きた時、2塁ランナーは三塁へ到達していたが、1塁ランナーは二塁に到達していなかった

解説

バッターランナーはアウトになり、3塁ランナーもアウトになります。

よって、2アウトランナー1・3塁でプレーが再開されます。

守備妨害が起きた時にランナーはどこにいたか?によって判断されますので、

守備妨害発生時に既に三塁へ到達していた2塁ランナーの進塁は認められます。

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