野球ルール その他

スリーフットレーンとは何か?なぜ描かれているのか理由を解説します!

2021/02/27

バックネットから一塁方向を見た景色
ホームと一塁の間だけファールラインの外側に別のラインが引いているじゃないですか。

四角い枠が描かれていますよね。

あれって、別になくてもいいんじゃないかな?って思うんですよ。

だってその枠の中を走っていない人多いし・・・。

野球少年の父(野球未経験)
おじたか
その枠はスリーフットレーンと呼ぶんですけど、ちゃんと意味ありますよ。

その中を走っていないとアウトになることだってあります。

スリーフットレーンとは?

スリーフットレーンとは、本塁と一塁の間に描かれるスリーフットラインとファウルラインとで囲まれるエリアのことを指します。

また、スリーフットラインは、本塁と一塁の中間点からファールラインと並行にファウルゾーン描かれる線のことです。

スリーフットラインとファールラインの間隔は、3フィート(91.44cm)となっています。

具体的には下図の赤色で塗りつぶしているエリアがスリーフットレーンです。

スリーフットレーンの定義

 

スリーフットレーンが存在する理由

スリーフットラインが設けられている理由は、バッターランナーが一塁の守備を妨害しないようにするためです。

故意であろうがなかろうが、バッターランナーが守備を妨害したと審判が認めた場合に守備妨害になります

ここで守備妨害になる条件をまとめておきます。

守備妨害になる条件

  • バッターランナーがスリーフットレーンの中を走っていない時に、
  • 一塁ベースで送球を受けようとしている野手を妨害としたと審判が認めた場合

 

守備妨害が起きた後の審判のジャッジについても整理しておきます。

審判のジャッジ

  1. 守備妨害適用後は、ボールデッドになる(審判がボールデッドを宣告する)
  2. バッタランナーはアウト
  3. 塁上にランナーがいる時は、各ランナーは投球時の占有塁に戻される。

 

バッターランナーの立場から言えば、スリーフットレーンの中を走ることで守備妨害を取られないようにすることができます。

スリーフットレーンの存在理由を攻撃側から考えると、守備妨害を取られないための自衛手段ということになりますね。

 

ところで、この3に関しては厳密にはルールブックに細かく規定されています。

例外の規定があって、まあ理解するのが大変です。笑

詳しい解説は、こちらを参照してください。

投球を待つバッター
関連記事守備妨害のルール!バッターランナーが妨害した時のペナルティを解説!!

続きを見る

 

まず最初は、3に書いた通りに理解しておきましょう。

少年野球では、大まかにルールを覚えておいてもほとんど問題はないと思われます。

複雑な例外規定があるんだということだけ覚えておけば十分です。

審判に慣れてきたら複雑なルールを正確に理解されてみてはいかがでしょうか。

 

「スリーフットレーンの中を走る」とは?

ところで、「スリーフットレーンの中を走る」とは、具体的にどういうことでしょうか。

これは、両方の足がスリーフットレーンの中に入って走っている状態です。

ファールラインやスリーフットラインを踏んでいても「中を走っている」ことになります。

 

逆に言えば、どちらか一方の足でもスリーフットレーンの外側にある場合は、スリーフットレーンの中を走っていないことになります。

参考元阪神西岡選手の守備妨害から学ぶスリーフットレーン!!

続きを見る

 

スリーフットレーンのよくある誤解

スリーフットレーンに関するよくある誤解を1つ紹介します。

この誤解がなぜ誤解なのかを理解することで、正しくルールを理解することに役立つと思います。

よくある誤解

バッターランナーは、スリーフットレーンを走っていないとアウトになる

 

バッターランナーは必ずスリーフットレーンを走らないといけないと思っていて、

そこから「スリーフットレーンの中を走っていないとアウトになる」という誤解につながったのかな?

って想像しています。

なんか小学生の時に、そんなことを聞いたような・・・。

 

バッターランナーがスリーフットレーンを走っていないだけでアウトになることは、もちろんありません

例えば、外野へヒットを打った時、バッターランナーは一塁手前で大きく膨らんで一塁ベースを蹴って二塁へ向かう走路をとりますよね。

この時、スリーフットレーンを無視してこれを大きくはみ出して走っているはずです。

 

バッターランナーがスリーフットレーンを走っていないというだけでアウトになると仮定しましょう。

すると、ヒットを打ったバッターはみんなアウトになってしまいます。

ですので、「スリーフットレーンを走っていないとアウト」というのは間違っていることがわかると思います。

【参考】公認野球規則について

公認野球規則は、日本における野球ルールを定義している公式ルールブックです。

当ブログの記事は、2021年度版公認野球規則に基づいて書かれています。

野球のルールは毎年少しずつ改正されており、この改正部分を抜粋したページが公認野球規則にはあります。

その抜粋を読むだけでルール改正内容が分かるのが、この本のメリットの1つです。

野球の審判、少年野球のコーチなど、ルールを運用・指導するなら必携の一冊です。

 

 

 
  • この記事を書いた人

おじたか@親父審判

・歴40年以上3点セット
 -野球観戦歴
 -阪神タイガースファン歴
 -大阪在住歴
・マニアックな野球ルールが好き
・審判は機会があれば毎回引き受けている
・Twitterもやってます

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