ルールの説明

フェアとファールの境界を図解と具体的事例で詳しく説明!!

2020/12/06

親父審判
打球が飛ぶたびに判定するフェアとファール。

だいたいはわかっているつもりでも細かく見ていくと理解があいまいになっているかもしれません。

どんな打球でも自信を持って判定できるようフェアとファールのルールを確認しておきましょう。

フェアゾーンとファールゾーンの境界

まずは下図を見てください。

ファールラインの外側が赤く塗られていますね。

この赤いエリアがファールゾーンです。

そして、よく見るとファールラインの外側の端までが赤くなっていることがわかります。

すなわち、ファールラインの外側の端がフェアゾーンとファールゾーンの境界です。

打球が空中を飛んでいても地面を這うようなゴロであっても、打球がこのファールラインに少しでもかかっているとフェアとなります。

ファールライン自体もフェアゾーンであることに注意してください。

メモ

ファールラインとは、ホームベースと1塁ベース、3塁ベースをそれぞれ結んだラインを外野まで延長した線のことです。

フェアとファールの判定基準

次に判定基準を見てきましょう。

どのような打球がフェアになるのか、またファールになるのか図で整理しました。

打球の状況をこの図を辿っていけば、その打球がフェアなのかファールなのかがわかると思います。

例えば、野手がボールに触れる前に、内野に転がった打球がフェアゾーンで止まった場合はフェアになるということがわかります。

 

それでも実際の試合ではフェアかファールか判断を迷う場面が出てくると思います。

迷いやすいポイントを補足で説明します。

補足① 野手が触れた位置で決まる

図の中に「フェアゾーンで野手がボールに触れた」と「ファールゾーンで野手がボールに触れた」という判定基準があります。

ポイントは、野手がボールに触れた位置でフェアかファールが決まるということです。

 

つまり、仮に野手の足がフェアゾーンにあったとしても、野手がボールに触れた(グラブまたは手の)位置がファールゾーンだったならファールと判定されるということなのです。

野手の位置ではなく野手がボールに触れた位置が判定基準になることを覚えておいてください。

補足② 内野でボールが動いている間はフェアかファールか決まらない

野手がボールに触れていない限り、打球が止まるまではフェアかファールかが決まりません

だから、後で出てくるケース②が起きることがあるのです。(ごく稀ではありますが)

フェア/ファールの判断に関するケーススタディ

フェアとファールの判定基準をより深く理解するために具体的なケースを考えてみましょう。

ケーススタディを読んで、それぞれの打球がフェアかファールか考えてみてください。

ケース① 内野で転がる打球

ケースの説明

  • ホームベースと3塁ベースの間のファールライン付近のフェアゾーンを打球が転がっています。
  • 三塁手が前にダッシュしてきて、このボールを捕ろうとしています。
  • ボールがファールラインを越えてファールゾーンに転がったところで三塁手はボールをキャッチしました。
    しかし、三塁手の足はフェアゾーンに着いています。
親父審判
このケースは、フェアと判定されるでしょうか?それとも、ファールと判定されるでしょうか?

解説

判定はファールです。

補足①で説明した通り、フェアかファールかは野手がボールに触れた位置で決まります。

野手がフェアゾーンでボールに触れたらフェア、ファールゾーンでボールに触れたらファールです。

野手の体がどこにあるかは関係ありません。

ケース② 内野で転がる打球

ケースの説明

  • ホームベースと3塁ベースの間のファールライン付近のフェアゾーンを打球が転がっています。
  • 三塁手が前にダッシュしてきて、このボールを捕ろうとしています。
  • ボールは、三塁手が打球に触れる前にファールゾーンに入りました。
  • ところが、三塁手がボールに触れる前にボールが方向を変えてフェアゾーンに入ってきました。
    (きっと、石ころにでも当たってボールの方向が変わったのでしょう)
  • そして、フェアゾーンで三塁手はボールを捕りました。
親父審判
このケースはどうでしょう?フェアかファールか正しく判定できますか?

解説

判定はフェアです。

ベース手前を転がった打球は野手がボールに触れるかボールが止まったところでフェアかファールかが決まります。

このケースではファールゾーンで野手はボールに触れておらず、フェアゾーンに入ってきたからボールに触れたためフェアとなります。

ケース③ 外野へのライナー性の打球

ケースの説明

  • 打球は強烈なライナーで1塁ファウルゾーン上を外野へ向かって飛んでいます。
  • 打球は1塁ベースをファウルゾーン上で通過しました。
  • その後、打球にスライスがかかってライトのフェアゾーンに打球は落ちました。
親父審判
小学生や中学生の試合ではこのような打球が飛ぶことはほぼないでしょう。

フェアとファールのルールを理解するための例として考えてください。

ちなみに、プロ野球の試合では稀にこういう打球が飛んでいます。

解説

判定はフェアです。

地面に着く前の飛球(ライナーやフライ)は、ベースの内側や外側のどちらを通ったかに関係なく、ボールの落ちた位置または野手がボールに触れた位置で決まります。

このケースでは、ライトのフェアゾーンに落ちたところだけを見てフェアと判定します。

その他ファールになるケース

ここまでは打球がどこをどのように通ったかに注目してフェアとファールの判定基準について見てきました。

実は、打球の行方だけでなく、他にもファールと判定されるケースがあります。

最後に打球の行方以外でファールとなるケースをまとめておきます。

ファールになるその他のケース

  1. バッターに自打球が当たった
  2. ファールゾーンで審判に打球が当たった
  3. ファールゾーンで地面以外のもの(バット、キャッチャーマスクなど)に打球が当たった

 

 

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